IFC検定とは

目的

  buildingSMART Japan(以下bSJ)を含むbuildingSMART International(以下bSI)が策定をしてきた3次元建物情報モデルデータ形式の“IFC”は、 2013年に国際標準(ISO 16739:2013)として仕様書が発行され、オープンなBIMデータ連携の手段として世界各地での活用が増加しています。 各国のBIMガイドラインにおいてもBIMデータ連携の手段としてIFCの活用が指針として明記されており、実務におけるIFC活用が広がりつつあります。   bSIは業務に応じたデータ連携の精度に関する様々な課題を解決するため、国際IFC認証に取り組んできました。 国際IFC認証は、主にヨーロッパにおいて会議やワークショップが行われているため、欧米のBIMソフトウェアのIFC認証取得数は増加しているものの、 日本製BIMソフトウェアの国際IFC認証取得は進展していないのが現状です。

  bSJが行うIFC検定は、日本国内におけるIFCデータ連携の精度向上と建設業の実務における IFC利用普及を推進するために、IFCデータ連携の技術的仕様を国際IFC認証の枠組みに合わせて明文化し、 IFCデータ連携の技術的内容を客観的に確認できる仕組みの構築を目指すものです。

概要

  IFC検定は、実務におけるIFCデータ連携の精度向上と、システム利用者およびソフトウェア開発者の双方が、 IFCデータ連携の目的/仕組みなど、IFCを取り巻く技術情報の共通理解を促進するため、bSJの各分科会が連携して活動しています。

  検定対象となるソフトウェアはMVD(Model View Definition)に合致する必要があります。MVDはBIMデータ連携シナリオと IDM(Information Delivery Manual)を基に技術調査委員会が策定します。BIMデータ連携シナリオとIDMは、ユーザーとソフトウエアメーカーが 各分科会活動において検討し、明文化します。 IFC検定は、そのようにして策定されたMVDを対象に実施することから、実務利用に即した検定になります。
  検定結果は、bSJの管理台帳に 記録するとともに、ウェブサイト上などで公開します。 IFC検定から得られた知見は、MVD改善、BIMデータ連携シナリオ改定作業や国際IFC認証などへフィードバックしていきます。
  将来的には、現在海外で行われている国際IFC認証を日本国内でも行えるような体制を築いていく予定です。

IFC検定の全体像